７バーディ、１ボギーの６アンダー65をマークして、通算12アンダーの２位タイに入った長谷川祥平。優勝には惜しくも届かなかったが、２年ほど前の大不振から抜け出しつつある。

「悔しいですね。17番のボギーもですが、最終ホールも（バーディを）獲りたかったですね。ゴルフは全体的に良くなっている手応えはありますし、上位が狙えるゴルフにはなってきていると思います」。

去年から新しいコーチに師事してからゴルフの考え方、スイングの捉え方が変化。ゴルフがいい方向へ向き出したと言う。

「習い始めてから１ヶ月くらいで良くなってきて、自分の中でいけそうだなという感覚を去年から持てるようになりました」。

どん底のレベルまで落ちると、過去の良かった自分を取り戻そうとしがちだが、長谷川は全く新しいゴルフを作ろうとしている。今はまだその通過点に過ぎないが、確かな自信を今週の試合で得たことは間違いない。「次は勝ちます！」と言い切るその力強い言葉には自信が溢れていた。