Tournament article

LANDIC CHALLENGE 10  2023

「普通っす」と相変わらずの上井節でも堂々の単独首位発進!

6バーディ、ノーボギーの66をマークして単独首位の好スタートを切った上井邦浩。ピンチは唯一6番ホールのみで、そのほかは芥屋ゴルフ倶楽部を淡々と攻略した。今季初ABEMAツアーだが、流石の存在感を示したと言える。

 

5月の『ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント』では悔しい思いをした。昨年9月より特別保障制度を受けて今季は出場していたが、それが切れる『ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント』で僅か10万円ほど届かずシード権を保持することができなかった。今季の残りは推薦など限られた試合で賞金シードを目指すことになった。

 

ただ、その『ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント』では7位タイ、その前週の『中日クラウンズ』でも13位タイと好調なゴルフが続いているのも事実。

「好調かどうかはわからないですが、まあゴルフはまずまず。でも体がついてくるかという感じですね。まだ肩が痛くなるので、朝起きてどうなっているかという感じなんです。今日は大丈夫でしたが。でも、芥屋は好きなコースの一つですし、今日なんかも天気も良くて、コースも綺麗で楽しくプレーできたと思います」。

 

「普通」に回ったらこのスコアだったと相変わらずの達観ぶりだが、それでも今週のように推薦で試合に出場できることへの感謝の気持ちが、いい方向へと作用しているようだ。

「試合に出られるということは僕にとっても嬉しいことですし、こうやって出場できる試合は限られますが、逆に一生懸命になれるという感じはしています」。

気持ちも新たにゴルフというゲームと向き合っている上井の残り2日間の戦いぶりに注目したい。