Tournament article

LANDIC CHALLENGE 10  2023

今季初戦の長澤奨が初Vに向けて単独首位で最終日へ

昨年のQTランクは177位。今季は出場できる試合が限られている状態で、今週が今季初戦となる長澤奨。そんな長澤が初日、2日目と好調なゴルフを展開。通算9アンダーで単独首位に立った。

 

180センチ、90キロ。恵まれた体格と堂々とした風貌だが、実はまだ25歳。山梨県出身で、高校2年の時にプロをおさえて『山梨オープン』を制した逸材だ。

昨年はABEMAツアーで14戦中予選を通過したのはわずか4試合と、思うような結果を残すことができなかった。ただ、その4試合のうちのひとつが『LANDIC CHALLENGE9』で、しかも2位タイに入っている。相性の良い芥屋ゴルフ倶楽部で迎える最終日。訪れた大きなチャンスをものにしたいところだが、そこは今季初戦ということで不安もある。

 

「ゴルフの内容はティショット以外いい感じですね。芥屋ゴルフ倶楽部はドローが打ちやすいので嫌いじゃないコースなんです。ただ、(ゴルフの状態は)試合に出ていないので、ちょっとわからないですね。ほんとたまたまです」。

 

優勝は考えず、第一目標は15位以内に入ることと控えめに答える長澤だが、人は無欲になれた時ほど、真の実力を発揮できるというもの。もちろん緊張はするだろうが、いい意味で自分に期待していない長澤のゴルフは他の選手にとって脅威に違いない。