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ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま 2023

病み上がりの大塚大樹が無欲の68!首位タイの好スタートを切る

つい先日、メニエール病と診断されたばかりの大塚大樹が4アンダー68でラウンド。初日にしては厳し目のピン位置と強い風に各選手がスコアメイクに苦しむ中、首位タイの好スタートを切った。

「スタートホールで池に入れてしまってダブルボギーだったんですが、そこから5〜6mのバーディパットが3つくらい入ってくれました。全体的に1m半くらいのパットがよく決まってくれたのがこのスコアにつながったのかなと思います」。

 

メニエール病の影響で今週の試合の直前まで10日間ほどクラブも握らない生活をおくっていたと言う大塚だが、その時間を利用して見ていたPGAツアーのフェイスブックの動画がこの日の好調なパットに繋がった。

「ラウンドしていたら全く(グリーンの)傾斜が読めなくて、それで病院に行った方がいいよと言われて診断してもらったらメニエール病でした。原因はストレスや睡眠不足と言われたので、今はだいぶ良くなっています。その時に見ていたのがPGAツアーのフェイスブックで(ビクトル・)ホブランのパッティングが、全く足が動かないなと思ったんです。それで今日はそれを意識したらパッティングがよく決まってくれました」。

 

大塚自身は足を使うイメージはなかったが、感覚的に動いていたかもと分析している。怪我の功名ではないが、ゴルフができない時間ができたからこその賜物と言える。

現在の賞金ランキングは91位と厳しい位置なだけに今回の好スタートを活かしたいところだ。