声を揃えて「お久しぶりです」。
もちろん日本語もちゃんと忘れていなかった。
共に日本ツアーは2勝。サンヒョンの昨季賞金ランキングは33位、ジュンゴンは同60位と、順位的にはシード圏内だが、渡航制限が解けてからもあえて韓国ツアーにとどまったため、義務試合数不足で賞金シードの対象外となった。
いわば、撤退組だ。
コロナ規程により、数試合の出場は可能だがそれも数えるほど。
ジュンゴンは、今季の日本ツアー初参戦。
サンヒョンは、4月の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」以来の今季3試合目を迎える。
「やはり日本はいいですね!」と、サンヒョンも嬉しそう。
やっぱり、そそられるのはグルメだ。
「寿司、天ぷら・・・日本はごはんもなんでもおいしいですし、昨日は焼き鳥を食べましたよ。おいしかったあ!」と、ニッコリ。
でも、開幕先日水曜日の練習ラウンドは、ジュンゴンほか、若い期待のハム・ジョンウや、昨季韓国オープン覇者の金 旼奎 (キム ミンギュ、22歳)らを連れて嘆息・・・。
今週の総ヤーデージ7625ヤードは日本ツアー史上3番目の長さ。
またパー73の設定は、1995の「三菱ギャラントーナメント」以来だ。
サンヒョンは「私もう40歳ですよ・・・」と訴えかけるように苦笑し、「今週はもう、コースが長くて大変」と、胸内を吐きだした。
距離が長い分、グリーンは柔らかいそうだが、面積は小さく「スピン量のコントロールが必要ですね」と、ベテランの経験を駆使して策を練る。
韓国ツアーでも若手の台頭はもうずいぶん前から加速しており、「韓国選手は全体的にショット力が高い印象」と、分析する。
「でも、日本選手はショット力に加えて、長いラフに対する処理などにも慣れていて、ショートゲームも非常に上手いと思うんですよね・・・」云々と、2014年の参戦からコロナ前の19年まで腰を据えた分だけ日本ツアーにも精通しており、「共同開催で、若い選手に紛れて私もプレーさせてもらえるのは大変光栄。ベストを尽くします」。
2018年には韓国ツアーの賞金王に就いた。
韓日の若手精鋭に紛れて、レジェンドも奮い立つ。
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