パー73の設定で、今季7度目のボギーなしで7アンダーを記録し、韓国のヤン・ジホ、佐藤大平(さとう・たいへい)らと首位で並んで初日を出た。
「出かける時にばーっと降る」という自称・雨男で、「普段から、自分が決めていることや、こうしたい、ということを守りたいタイプ」。
この日も、「ボールを出来るだけぬらさずティショットを打ちたいですし、フェースもしっかり拭いて打ちたいというのがあるのでそれは意識して」と、ひと手間増えるほどに集中力を発揮。
雨脚が強まった終盤の16番では、ティショットが左へ。
2打目は今度、泥混じりの右ラフに飛び込んだが、40ヤードを寄せてOKパーを拾った。
「きょう一番」というピンチをしのいで次の17番のバーディへとつなげる勝負強さも見せた。
「高校生のときとか、国体の大阪代表でも一緒に回った」と、同じ関西で競ってきた蟬川泰果(せみかわ・たいが)とプロ初の同組対決。
「他愛ない話しをしながら、良い雰囲気で回れました」と、同学年との久々のラウンドも好発進の引き金とした。
韓国勢の中にもジュニア時代の交流戦で見覚えの顔がちらほら。
「声はかけてませんけど遠くから・・・」と、懐かしみながら韓日初の共同開催も満喫する。
中島啓太(なかじま・けいた)をプレーオフで破った「ミズノオープン」からの2週連続Vがかかった「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で、順延が2日続いた際にも大雨で「67」を出したが、翌日に38度7分の発熱で最後は43位まで後退しており、「今日は早めに帰って、体をぬくめて、風邪をひかないように」。
この日は、午後の遅いスタートで、やっと18時前に上がり、翌2日目は7時50分にティオフ予定。
朝まで間がないが、同じ轍は踏まない。