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ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 2023

欧州・日本、日本が勝つか。星野と、金谷が2打差の4位

欧州と日本。初共催の日本開催で、日本が勝つか。


最終日を前に、首位のアーロン・コカリル(カナダ)に2打差の通算11アンダー、4位タイに星野陸也(ほしの・りくや)金谷拓実(かなや・たくみ)の2人がつけた。


土曜日の最終ホールで、強い気持ちがあふれ出た。

18番、金谷の第2打。
150ヤードから、8アイアンで手前1メートル弱。
3日目のバーディ締めに、小さく握った右こぶしに力が入った。



この日は風が吹き、上空で渦を巻いた。
金谷も、11番で左の林に打ち込み、ボギーを打つなど、「少しティショットがみだれたホールもあったが、しっかりいいプレーができたかな、と思います」。


食事も、テレビを見る時も、何気ない歩行時も、呼吸をする際にも普段から、一定リズムを課す心拍数に乱れはなかった。

連日の好天にグリーンはますます固く、速くなり、欧州ツアー主導で切られたピン位置も、いっこうに緩まる気配はないが、世界に足場を求めて歩き回った昨季、金谷は嫌というほど経験済みだ。

「明日も、しっかり自分らしいプレーができるよう頑張ります」と、どんな難条件にも平常心を貫く。


先週はアジアンツアーの「インターナショナルシリーズ ベトナム」で、最終日を3打差トップで迎えたが、4位敗退。

だが、「そういう日もありますし、悪いプレーはしていない」と、落胆しない。


スペインのガルシアら、強豪が揃った今年2月の同「インターナショナルシリーズ オマーン」で海外初勝利を飾って芽生えた自信は高まるばかりだ。

「徐々にいいプレーができていますし、優勝するチャンスは十分にある。毎日、同じことを繰り返すだけ」と、静かに深呼吸した。