「悔しい1日になってしまった」と、肩を落とした。
連続60台記録も、きのうの16ラウンドで途切れた。
「久々に、日本でこんなに打った」という落胆より堪えたのが同組で回った選手の優勝。
プレーオフを制して欧州ツアー3勝目(米1勝)を飾ったルーカス・ハーバートはプロ2年目の2017年に、日亜共催(日本開催)の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」の予選ラウンドでも回っており、「優勝争いという場面で久々に会って、凄くいいゴルフをしているのを見て、自分はただただ悔しいな、という言葉しか出てこない」と、消沈した。
欧州ツアー仕様のグリーンに撥ね付けられた。
「きょうは、昨日よりさらに硬くなっていて。気をつけないと、と思っていたんですけどボギーが先行」と、2番のパー5で躓くと、「少し焦りもあって、そこからなかなかアンダーパーに持っていけない」と、挽回のきっかけをつかめないまま終戦した。
会場のPGM石岡ゴルフクラブは昨年10月の「HEIWA PGM CHAMPIONSHIP」で通算6勝目を飾り、車で30分とジュニア期から親しむコース。
「今までで、一番硬いんじゃないかというくらい。ピン位置もここに切ったらこんなに難しくなるんだ、と。普通なら、こんなふうにならない。本当に良いショットを打ち続けないといけない状況で、ずるずると行ってしまった」と、ホームの利は活かせなかった。
「この悔しさをバネにして、次こそは優勝できるように。もう少し強い気持ちで頑張っていきたいと思います」。
昨季日本ツアーの賞金2位の資格で今年から欧州ツアーに参戦。
今度はアウェイで雪辱のチャンスを探る。