午後から風が強まり、想像していたような伸ばし合いにはならなかったが、そんな中で、この日のベストスコアとなる６アンダー64をマークしたのは鈴木晃祐。通算８アンダーとし単独首位へと浮上した。２位以下に４打差をつけ『i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘』に続く２試合連続優勝に王手をかけた。

「今日はラッキーなバーディが多かったように思います。先に打ってくれた人のラインと自分のラインがかぶったりして、そういう運があったのかなと。15番のイーグルもチップインでしたし、自分のゴルフ＋運でこのスコアにつながったのかなと思っています」。

各選手がスコアメイクに苦しむ中で単独首位に立てた要因はパッティングだと鈴木。優勝した筑紫ヶ丘でも好調なパットが追い風となったが、今週もそのフィーリングは続いているよう。

「明日はトップだから守りのゴルフをするのではなく、1日目、2日目と同じ平常心のゴルフを貫き通せば、自然と結果がついてくると思うでの、明日は意識せずに頑張れればと思います」。

淡々とプレーする姿が印象的な鈴木だが、他を圧倒する爆発力を持っている。自分のゴルフに徹した時の強さはすでに証明済み。鈴木が自分の世界に入ったとき、一気に独走する可能性は十分だ。