韓国の宋永漢（ソン・ヨンハン）はプレーオフに破れて、8月の「Sansan KBCオーガスタ」以来の今季2勝目を逃した。

最終日を2打差の3位タイから出て、いきなり大ピンチ。
「僕にはなんかティショットが難しい」と、1番で左急傾斜の崖下に落としたが、見えないピンに向かってみごとパーオン。
ナイスセーブに励まされ、2番から連続バーディ。

「あとは1回も問題なかった」と、本戦は6バーディボギーなし。

完璧なゲーム展開で、稲森と入った延長戦できょうの初ボギーを叩いた。

1ホール目の第1打で右の深いバンカーに入れ、2打目は花道のほうへ出すだけ。

ピン近くには寄せたが、わずかにヨンハンが遠かった。

先にボギーで接戦に敗れた。

プレーオフはこれで3戦全敗だ。
「負けはしましたが、僕も頑張ったかと思います」とヨンハンは気丈に言った。

「稲森さんは本当に曲げないですよね」と勝者を称え、「今回は稲森さんが獲りましたが、次の大きい試合は僕が獲ります」と、自分を奮い立たせていた。