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ファイナルQT 下関ゴールデンゴルフクラブ 2023

終わりよければ全てよし!今年の嫌な流れを最終戦で払拭したい小袋秀人が2位タイ

強風の中、1イーグル、7バーディ、3ボギーの6アンダー66をマークしたのは小袋秀人。通算14アンダーとしてトップ通過に向けて絶好の位置につけた。

今季の小袋はABEMAツアーで12試合中予選通過が5試合、さらに優勝争いに絡むこともできずフラストレーションが溜まるシーズンを送った。そんな内容だったからこそ、サードQTに挑む際にも不安要素を抱えていた。

シーズン中の不審の要因について、考えすぎていた部分があったと振り返る。今週のテーマは「できるだけシンプルに」だ。元々高いポテンシャルの持ち主なだけに、明日の最終日も自分のゴルフを貫けば、逆転の可能性は大いにある。

 

また、小袋と同じく通算14アンダーの2位タイにつけているのが木下康平だ。この日のベストスコアとなる7アンダー65をマークし、一気に優勝圏内に入ってきた。

今週の木下は風邪をこじらせたことから体調は最悪な状態で試合に入ってきた。そんな中で初日の67には本人が一番驚いたようで「体調が悪い方がいいかも」と自虐的に話すほど。2日目も2アンダーと着実に伸ばし、そして風が吹く難コンディションの3日目に65と爆発した。10月に結婚し、今週は新妻が急遽現地に看病に。そんなサポートもあってのこの日のスコアだったに違いない。明日の最終日はそんな妻の支えに報いるゴルフで恩返しを目指す。