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ファイナルQT 下関ゴールデンゴルフクラブ 2023

ツアーに出たい!その一心でもがき続けた片岡大育が逆転圏内に浮上

ダブルボギースタートからの6バーディで、通算13アンダーの5位タイにつけているのが片岡大育だ。

2019年にシード権を失ってからは、苦しい日々が続いている。ただ、「再びレギュラーツアーで戦いたい」というその強い思いだけで、苦しさと向き合ってきた。

この2、3年はドライバーの不調に苦しみ、イップスと言ってもいいのではと本人が言うほどの状態だった。それが好転したのはつい最近のこと。

レギュラーツアーの事実上の最終戦であるカシオワールドオープンに出場した際に、ツアーバンでドライバーからクラブを全て調整しなおした。それが、ちょっといい感覚が蘇るきっかけになった。

 

ここまでいろんなことに試行錯誤しながら自らのゴルフと向き合い、「これだ!」と思って試合に出るとまたダメでと言うことを繰り返してきた。本当に苦しいことも多かったと振り返る片岡。もちろん、完全に復調できたと言い切れるにはまだ時間が必要だが、今回のファイナルQT、そのための大きな要素の一つになるに違いない。

何があっても諦めない。それだけを胸に明日の最終日も片岡はコースと対峙する。