Tournament article

ファイナルQT 下関ゴールデンゴルフクラブ 2023

注目の岡田晃平は最低限の目標をクリアし安堵!

4打差逆転を狙った岡田晃平は、最終日に2アンダー70と思うように伸ばせずに通算14アンダーの9位タイに終わった。それでも最低限のラインをクリアしたことで、大きな悔しさがありながらも、ホールアウト後は安心した表情を見せた。

「トップ20には入れたので、最低目標はクリアできたのかなと思っています。やっぱりマネージメントのミスもありましたし、メンタル的な問題もあったと思うので。ただ、今回はそれを学ぶことができたので、来年に活かせるようにしたいです」。

 

来シーズン、前半戦はレギュラーツアーへの出場を確保することができた。ロールモデルと言い続けている松山英樹はもちろんのこと、一つ上の先輩である蟬川泰果や金谷拓実らに追いつくためのスタート地点にまずは立つことができた。来シーズンの開幕までにどのような準備をして、どのような進化を遂げるのか、今から楽しみでしかない。

 

また、今回のファイナルQTで高校3年生の大嶋港が4日間通算14アンダーでまわり、堂々のQTランク7位に入った。来シーズのレギュラーツアーメンバーの中で最年少となる。

大嶋は4人兄弟で炎、命、宝と3人の兄を持つ。プロの舞台での兄弟対決という夢を叶えるために、ようやく同じ舞台に立つことができた。

同じ岡山県出身で、目標としている久常涼の活躍も大きな刺激になり、今回のファイナルQTに挑んでいた。久常も同じく高校を卒業してプロの世界へ飛び込み、PGAツアーに上り詰める活躍を見せている。そんな先輩の背中を追いかける大嶋の来シーズンの活躍に注目したい。