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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2024

幡地隆寛「気合が入りました」小平との同組に発奮、2週連続VへGO

先週の「バンテリン東海クラシック」に次ぐ2週連続Vにむけて、幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)が必勝モードに入った。

この日3日目の最終組の顔触れに、「気合が入った」。
首位で並んで出たのは、幡地も来季予選会からの再挑戦を計画しているPGAツアー1勝の小平智(こだいら・さとし)だ。

「PGAツアー選手と回っている、と意識しながらプレーしました」と、スタートから真剣勝負。

距離のある難しい1番で互いに鮮やかなピンそばバーディ。
ピンを刺す2人のプロのロングゲームにギャラリーもどっと沸いた。

加えて、3番では10メートルのバーディトライを流し込むなど、あいかわらずパットも好調。

そのほか前後半の連続バーディなど、5アンダーの「66」をマークし、2打差の通算17アンダーで単独首位へ。

「今日はナイスプレーができたと思います」と、自分を褒めた。

前夜は洗濯の時間を活用し、趣味のダーツに興じたが、「疲れすぎて集中できない。レーティング(現在の自身のレベルを表す数値)も下がってしまった」と苦笑をするが、「ゴルフとの共通点は再現性」。

大学時にはプロ並みの腕前を誇った特技が、現在の活躍にも生きている。

小平は「70」と伸び悩み、最終日は組が離れてしまうが、この日はラウンド中に、2018年の米1勝からの孤軍奮闘に耳を傾け、自身は一昨年に挑戦し、一次敗退している米二部ツアーの再チャレンジへ、思いを強くした。


尊敬しています


自身初のトップで迎える最終日は今度、東北福祉大のひとつ先輩・竹安俊也(たけやす・しゅんや)と同組。「俊也さんとはむしろプロ入りしてからよく話すようになったんですけど、あの人意外と面白いんです。明日は和みながらプレーできると思います」。

現在賞金1位の平田憲聖(ひらた・けんせい)が、9月の「Shinhan Donghae Open」で達成して以来、史上29人目(48例目)の2週連続優勝へ。

屈指の飛ばし屋が、適度に肩の力を抜き偉業に挑む。