再開後、最初の1打は池越えの186ヤード。再び雨も激しくなり、プレッシャーのかかる2打目となったが、6番アイアンで確実にグリーン右手前のカラーに持っていくことができた。
パターで狙ったバーディトライは「ボールに泥がついていて、タッチがわからない。グリーンも思った以上に重かった」と、2.5メートルもショートし、シビアなパットにはなったが、「ボギーで終わるのとでは全然違う。パーで上がれて本当に良かったです」。
再開前の1オーバー、23位タイのまま第1ラウンドを無事、終えることができて安堵した。
宮内らのプレー終了を待つ形で、第2ラウンドのサスペンデッドと、54ホールの競技短縮が決定。
3日目は、少し余裕をもって気持ち新たにスタートできる。
プロ5季目の29歳。
東北福祉大学同期に22年賞金王の比嘉一貴(ひが・かずき)がいる。
昨季ABEMAツアーの賞金ランク13位で本格参戦し、怪物コースの富士桜で行われる本大会は初出場だ。
「距離が長いうえにラフが深く、雨も降り、ただでさえタフなコースで、初めての経験ばかり」と、ため息の出そうな展開も、「僕は耐えるほうが好きなので」と、笑顔で乗り切る。
今大会後に、出場優先順位の組み換え(リランキング)も控えており、「明日以降もっと伸ばしていけたら」。
第1ラウンドの粘りも無駄にしない。 宮内孝輔(みやうち・こうすけ)のプロフィール 最新のリランキングリスト
なお、すでにスタートが始まっていた第2ラウンドは翌31日の7時から、再開を予定しています。