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ANAオープンゴルフトーナメント 2024

平田憲聖が記念大会で挑む偉業

スターアライアンスの直行便に飛び乗り50回大会に凱旋だ。
先週の韓国で、史上27人目の2週連続優勝を達成した平田憲聖(ひらた・けんせい)が帰国。

仁川空港を飛び立ちその足で、10日火曜日に会場の輪厚(わっつ)に入った。

全日空機と、契約先ミズノ社のテーマカラーがどことなく、リンクする気がして、水曜日のプロアマ戦後にティマーク代わりのモデルプレーンにかぶりつき。
スマホで写メして、「ほら、すごく上手に撮れました!」と、疲れ知らずの無邪気な笑顔を見せていた。



    デビュー時から、コメントはずっと控えめ。

    「それを目標にして勝てたらすごいですが、そう簡単にはいかないと思っています」と、いつものように前置きは忘れなかったが、勝ち星を重ね、実績を上げるごとに、少しずつ強い言葉もあえて増やすようになってきた。

    「そこはやっぱり、目標のひとつではあるので。それを達成できたらもちろん良いなと思います」と、掲げたのは史上4人目の偉業。

    3週連続優勝を達成した選手はまだ、マーシュと、謝敏男と、尾崎将司しかいない
    (※下記)。
    「そこはすごい目標にしていますけど、普段とやることは変わらず。いつも通りに試合に臨めたらな、と思います」と、静かに意気込む。

    通算5勝のうち、昨年の「日本プロ」と今年の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」が北海道での大会だ。
    「得意とかは全然、自分ではないんですけど、芝自体はそんなに嫌いじゃない。そこにひとつ理由があるのかな…?」と、舞台にはうってつけ。

    「小さいときからずっとテレビでみてきました」という「ANAオープン」は、今年50回目。
    「特に17番のパー5とか、いろんなドラマが生まれていると思うので」と、数々の名場面を振り返り、「50回と長く開催していただいていますし、歴史ある記念大会で自分も優勝できるように頑張りたいな、と思います」。

    メモリアルイヤーを偉業で飾る。

    ※3週連続優勝を達成した選手とその大会
    ・グラハム・マーシュ(1974年フジサンケイクラシック⇒ダンロップトーナメント⇒ペプシトーナメント)
    ・謝敏男(1982年東海クラシック⇒ゴルフダイジェストトーナメント⇒ブリヂストントーナメント)
    ・尾崎将司(1988年日本オープン⇒ゴルフダイジェスト⇒ブリヂストントーナメント、1994年ダイワインターナショナル⇒住友VISA太平洋マスターズ⇒ダンロップフェニックス)

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