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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2024

選手会の初考案イベント「スペシャルメディア」を実施。地元高校生が大会記者に

選手会が地元の高校生を招待し、出場選手への取材などを通して、ゴルフの楽しさを知ってもらう体験イベント「スペシャルメディア」が、実施された。


参加してくれた栃木県立黒磯高等学校(那須塩原市)の2年生10人のうち、9人が引率の伊藤辰徳先生が受け持つ生徒さんになったのは、伊藤先生自身が男子ゴルフの大ファンだったから。
「僕は石川遼選手と同世代。自分もぜひ見てみたかったので、みんな行こうよ、と…。自分が一番楽しんでいます」と、伊藤先生。
参加生徒はほとんどゴルフを知らない子たちばっかりだったそうだが、この日に備えて伊藤先生がゴルフのルールなどをレクチャーするうちに、みんなも「私もやってみたい」「楽しそう…!」。


ちなみに、男子生徒は10人中2人きり。郡司悠音さんと杉江太陽さんは「女子ばっかりできまずいです」と、ちょっぴりもじもじしながら、「石川遼選手は自分が小学生のころから知ってるし。すごくうまい選手、近くで見られると聞いて楽しみに来ました」と、1年前に知人のゴルフカフェで少しだけゴルフ経験があるという杉江さん。この日の来場を、とても心待ちにしてくれていたという。


みんなでABEMA放送ブースや、チャリティガチャ、フラッグ販売など見学して歩いた。
ツアーに帯同するフィットネス施設「プレジャー」や、スタートホールや練習場ではプロのダイナミックなショットに感嘆した。


クラブハウスの入口でばったり会ったプロ1年目の出利葉太一郎は、17歳の高校生に、自身の青春時代を重ねて「懐かしい…」としみじみ。
「もっといろいろやっておけばよかった」とちょっぴり後悔も明かし、「いま自分がやっていることを頑張ってほしい」などと、6つ上の人生の先輩としてアドバイスを送った。




そして、いよいよ取材タイムだ。
まずは片岡尚之、谷原秀人、中西直人を相手に、囲み取材に挑戦。
片岡からは、好物と趣味は「ラーメンとダーツ」との貴重な情報を入手した。




昨年、大会会長として優勝を飾った谷原は「オレからオレの表彰式」のエピソードを披露。
サトウ食品契約の中西は、止まっているボールを打つ魔法の言葉「チャーシューメーン」を伝授。みんな笑いに包まれた。





この日、単独首位に立った石川遼には、公式会見場で座って取材。

メディアのみなさんの取材後に、みんなで一問一答。
きょうの朝ごはんは何食べた?「食べてない…。めっちゃ早くて。5時5分に起きました」
トレーニングは?「ベンチプレスとかスクワットとか」
趣味は?「ゲーム。APEXやってます」
栃木県は好き?「小学生のときに烏山城っていうゴルフ場でゴルフを覚えたのでよく来てましたよ」
好きな映画は?「インターセラー。時空系で、もしかしたら未来から今に戻ってきている人がいるかも、っていう映画なんですけど知ってます?」
好きなお肉の部位?「ヒレ。みんなはタン? あ~、美味いよね~。カルビは1枚くらいしか食えない。おなか一杯になっちゃうから…」などと和気あいあいと進行。
参加者の1人、佐藤綺香さんは「石川選手はすごいオーラがありました。体も意外と大きかった」と、生遼くんに感激。
「めちゃくちゃ思い出になりました」と、笑顔で話す様子から、充実感が伝わった。




選手会が地元高校生に贈ったまさに“スペシャル”な1日は、「どれを取り上げたらいいか迷っちゃう」と、みなが記事のテーマに考えこんじゃうほど。
楽しい1日は、あっと今に過ぎていった。