Tournament article

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2024

ついに初代勝者が誕生しました「プロに挑戦! いっぽんチャレンジ」


ついに、プロに勝つ子が現れた。
県内ジュニアとプレー中のプロによる恒例のニアピン対決「プロに挑戦! いっぽんチャレンジ」は、大会2回目の22年から始まり、今年3回目。
毎年土曜日のお楽しみは、8番パー3がその舞台だ(※今年の実測は126ヤード)。
今年は、第1組からうしろ5組で行われ、各組に高校生がひとりづつ加わり、プロの最後にプロと同じティからティショットを打ち、近さを競う。

トップバッターからさっそく快打が飛び出した。
第1組で挑戦した作新学院高校1年の水沼勇太さんがPWでピン左に乗せた1打は、目測では判別が難しいほど。

    いっぽん分惜しかった…水沼さん


    スタッフによる計測が入り、発表までドキドキの時間…。

    「5.92メートル!」。
    残念! 野呂涼(のろ・りょう)にわずか12センチ足りなかった。
    「悔しい。定規“いっぽん”分…」とつぶやいた水沼さん。
    切り餅いっぽんにちなんだコメントもナイスでした!

    野呂には負けたが、今季初シードで戦う高校OBの前田光史朗(まえだ・こうしろう)には勝てた。
    「先輩より近くに寄せれて。ナイスオンと言ってもらえた」と、そこは嬉しそう。
    「将来はプロとして戦えるようになりたいです」と、その背中に将来を重ねた。


    第2組で挑戦した辻結名さん(佐野日大高校3年)も、3組目の井上笑慈さん(同)も、みごとにナイスオンだったが、プロには及ばず。

    キャプテンVS監督対決は


    特にキャプテンの井上さんは、阿部裕樹(あべ・ひろき)とのVS監督対決だった。


    ツアープロで戦いながら、井上さんたちを指導してくれる阿部にはもちろん日ごろの厚いご恩があるが、勝負となれば話は別だ。


    渾身の1打を打ったが、阿部や、他2プロの出水田と杉浦にも、お先にカップ周りを占拠されて降参。

    「勝ちたかった…」と、悔しがる井上さんの隣で、応援に駆け付けた阿部監督の娘さんがトドメのV宣言。
    「やったー、パパが勝った」と可愛らしい声で言われて、がっくしだ。

    「次は、プロになって監督に勝ちたいです」と、リベンジを誓った。

    また4組目で挑戦した文星女子高校2年の松枝美倖さんは、2年連続の出場で、2年続けてグリーンを捉えることができなかった。


      これからも部員さん2人で頑張ってね


      手前のバンカーに入れてしまった8番アイアンのショットは「ちょっと噛んでしまいました」と、悔しそう。

      松枝さんと合わせてゴルフ部員は2人。唯一のチームメイトは、きょうは試合だそうだ。
      「悔しかったですけど楽しかった」と、松枝さん。
      それぞれ、別舞台での貴重な体験を持ち寄り、今後の部活動にぜひ活かしてくださいね。

      そして、そしてだ。
      ついに、開催3度目にして、プロから勝利をもぎとったのが、最後5番手で打った作新学院高校2年の粂谷海翔さんだった。


        ついに勝利です!

          ピッチングを使ったショットは「ちょっと薄かった」と、意図に反して記録はみごとなピン1メートル!
          アマプロ通算4勝の蟬川も、大岩、そして高校先輩の梅山も3人まとめて一蹴し、V賞品「サトウ食品製品詰め合わせ」をゲット!

          「部活中にみんなでいただきます」と、大喜びだった。



          この日は、ニアピン対決の直前まで、高校先輩の前田のプレーについて歩き、ニアピン対決対象組の4組目にやってきた阿久津未来也(あくつ・みきや)は、8番ホールまでに2イーグルを奪ってV争いの渦中でのニアピン対決となった。
          「カッコよかった…」と、粂谷さん。

          先輩たちの雄姿を目に焼き付け、勝利の余韻も覚めないまま、このあとみんなで、インサイドロープ観戦に参加し、「自分で意識して取り組んでいることがある。たくさん学んで帰ります」と、出かけていった。



          みごと、プロから勝利をもぎとった粂谷さん。
          おめでとう!
          また、「プロに挑戦!! いっぽんチャレンジ」に参加してくださった栃木県ジュニアのみなさん。
          きょうは、本当にありがとうございました。

          明日最終日はお天気があまりよくない予報ですが、もしよかったらまたぜひ会場に遊びに来てください。
          選手会一同、みんなの今後の活躍を、心から祈っています。
          これからも頑張ってくださいね。