Tournament article

バンテリン東海クラシック 2024

三好から世界へ。岩﨑亜久竜がにらむラストチャンス

三好から世界を見据える。
プロ4季目の岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)が3日目についに首位を獲らえて「ANAオープン」に続く今季2勝目、通算3勝目をにらむ。




3日目の土曜日を、1差の2位から出て6バーディ、3ボギーの「68」で、首位を走った細野に追いついた。

ティショットが左のOB杭すれすれにとんだ15番や、魔の16番パー3は右のバンカーの奥のラフの打ちづらいところまで飛ぶなど「いくつかトラブルもあり、ずるずる行きそうでしたが、修正しながら立て直すことができた」と、堪えた。

スタートの1番では、左のラフからピン右のチャンスを作り、連続バーディの5番パー3は「7アイアンで完璧に打てた」と、ピンに絡めるなど3アンダーで回り、通算12アンダーの首位で並んで最終日へ。

今季開幕前から、キャディでプロの湯本と約束していた目標のひとつが、PGAツアーへの挑戦だった。
すでに同米下部・一次試験のエントリーは済ませてあるが、本大会終了時点の賞金ランキング5位内には、同二次からの出場資格がもらえる。


最新の賞金ランキング

現在賞金ランク10位からの逆転権利をもくろむ岩﨑が、一番気になる存在は、3日目の「66」で大会5位まで順位を上げてきた、現在賞金5位の金谷拓実(かなや・たくみ)だ。

「拓実が怪しい…」と、ちょっぴり冷や汗。
「強すぎるしうますぎる」といくら警戒しても、やることはひとつしかない。

「今週までなので。勝って、あとは他の選手がどうか。ラウンド中は意識しないでやって。結果優勝できればいいな」。
三好でラストチャンスに賭けている。

関連記事