この日の講師を務めたのは、PGA日本プロゴルフ協会のティーチング資格を持つ野辺穣プロ。先月、檍北小学校で講師を務めた黒木紀至同様、宮崎県ゴルフ協会が主催するジュニア育成プログラムでも定期的に講師を務めるなど、日頃から県内のジュニアのために尽力をしている。
クラブ活動でスポーツクラブを選択した児童たちは、夏は水泳、ほかの季節はサッカーやドッヂボールを楽しんでいるが、2022年に寄贈導入されたスナッグゴルフ用具をなんとか活用しようと担当の先生がセッティングしてこの日を迎えた。
クラブ活動の時間は6限目の45分間だが、用具の説明から始まり、パットの体験やチップショットにフルショットまで学び、締めくくりにはゲーム形式の代表児童とプロとのガチンコ対決まで行われ、ギュッと濃密な時間でゴルフを学んだ。
グラウンドのリニューアルに加え体育館も新しくなり、備品の中で大切な役割のゴールとなるフラッグが行方不明となり、急遽、バケツをゴールに見立てての代表児童とプロとのガチンコ対決では、果敢に攻めてグリーンを大きくオーバーした野辺プロに対し、本人も驚くナイスショットでグリーン手前まで運んだ代表児童が、20メートルものロングパットも的確な距離感とタッチでバケツにちょこんと当て、ハンディ2打を使うことなくプロに勝利して喜んだ。
実技講習会に参加した児童は、「ゴルフのルールを知ることができて楽しかった」「ゴルフが面白かったので次のクラブ活動でもまたプロに来てほしい」と熱烈オファーを出した。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)では、ダンロップフェニックストーナメントと連携した、ゴルフの普及拡大事業を2019年からスタート。
昨年末に新たに5校(生目、国富、倉岡、鏡洲、佐土原)の小学校が導入し、これまで市内47小学校のうち28校と、公益財団法人宮崎市スポーツ協会(旧:宮崎市体育協会)にスナッグゴルフ・スクールセットが寄贈導入されている。
尚、第4回となる宮崎市スナッグゴルフ大会は、9月7日(土)に宮崎市にある国際海兵エントランスプラザ多目的広場で開催される計画で、この大会から『JGTOキッズゴルフ応援プロジェクト・リシャールミルジャパン財団』第21回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会in三木市への夢が広がる。
【宮崎市でのスナッグゴルフ寄贈・導入実績】
〈2019年度〉
1.宮崎東小学校
2.住吉小学校
3.住吉南小学校
4.檍北小学校
公益財団法人宮崎市スポーツ協会(旧:宮崎市体育協会)
〈2021年度〉
5.大宮小学校
6.池内小学校
7.東大宮小学校
8.広瀬小学校
9.広瀬北小学校
10.広瀬西小学校
〈2022年度〉
11.宮崎小学校
12.小戸小学校
13.江平小学校
14.檍小学校
15.恒久小学校
16.赤江小学校
17.宮崎港小学校
18.那珂小学校
〈2023年度〉
19.国富小学校
20.倉岡小学校
21.木花小学校
22.鏡洲小学校
23.生目小学校
24.宮崎西小学校
25.宮崎南小学校
26.生目台東小学校
27.生目台西小学校
28.佐土原小学校