15歳で最年少ツアー優勝を達成した石川は、その翌2008年にプロ転向。
松山さんが生まれた年だ。
松山は、松山さんがゴルフを始めた5歳の2013年に史上初の“ルーキー賞金王”に就いた。
松山さんが「日本アマ」を最年少で制したのは、その10年後の今年。
「こんなに早く18歳下の選手とツアーでプレーすることになるとは」と、石川がしみじみするのも分かる。
石川と松山の2人について、「今でもYouTubeとか映像で昔の試合が流れているので。観客がわくようなプレーをされていて、すごいなと思います」と、話した松山さん。
「小さいころからの憧れで、印象はすごいの一言。一緒に回れることがすごい」などとひたすら「すごい」を連発した。
「コースに沿ったフェード、ドローの打ちわけだったり、コースマネージメントだったり、振るところは振ると思うので、そういうメリハリを見て学びたい」。
今大会でツアーは4戦目で、17位の成績を残した初出場の「バンテリン東海クラシック」では、土曜日のドライビングコンテストで349.6ヤードを記録し、歴代飛距離1位の河本、幡地を押さえて優勝した。
数年前に参加したジュニアレッスン会では松山も、その豪打に驚いていたそうだ。
距離のない13番などではむしろアイアンで刻まないと、グリーンを飛び越えていってしまう。
「目標はトップ10。意識して、自分のゴルフを曲げないように」。
松林のシーサイドコースでビッグネームに囲まれ自身を貫く。