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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2024

古川龍之介は同級生ライバルの新村駿と負けられない雷山決戦!

昨年の悔しい惜敗から1年。古川龍之介がリベンジを果たすべく万全の状態でコースに挑む。開催コースの福岡雷山ゴルフ倶楽部は契約コースであり、ある意味でホストプロとして、昨年は優勝まであと一歩というところで勝ちきれなかった。

 

今シーズンの古川は『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI』で7位タイに入っているが、この時も最終組でプレーしながら勝ちきれなかった。古川自身、勝ちきれないパターンは最大の課題だと話す。

「こればかりは経験を積むしかないというか、最終日の最後の9ホールで自分に起こる緊張とか、気持ちの変化を経験していくしかないと思っています。だから、いかに最終日の最後の9ホールでその位置にいられるかが大事だと思っています」。

 

そこで古川が今週勝つための対策として考えているのがスコアを見ながらのプレーだ。これまではボードを見ることをせず、できるだけ順位を意識しないで、自分のプレーに集中することだけを心がけてきた。もちろんそれ自体が悪いことではないが、何か変化をさせなければ、殻を破ることはできないと考えた。例えば今現在課題だと考えている勝ちきれないゴルフに対しても、今までと同じことをしていたら変えられるものも変わらないし、進化もない。それが正解なのかどうかは別として、まずは挑戦してみること。そこに勝機を見出そうとしている。

 

自分自身との戦いに打ち勝とうとしている古川だが、どうしても負けられないライバルがいる。同じ日大出身で同級生の新村駿だ。普段から仲のいい2人だが、オフシーズンに古川からの誘いもあって、新村は福岡を訪れて、この福岡雷山ゴルフ倶楽部で合宿を行なっている。長野を拠点としている新村にとっては、雪でゴルフができない冬場の練習環境として非常に助かったと話している。

新村にとってホームコースとまでは言えないものの、攻略のツボは押さえている。過去のチャンピオンに蟬川泰果や久常涼らがいるが、新村曰く「ドライバーを振り切って勝っているんですよね。技術じゃなく気持ちだと思います」と勝つために必要なメンタルも綿密に分析している。


ホームで負けられない古川と、ここで勝って次戦に繋げたい新村。雷山を得意とする2人の同級生対決に注目したい。