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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2024

新村駿が9アンダー62で2位タイに急浮上!諦めない精神で雷山をねじ伏せた

いわゆる裏街道からスタートした新村駿。「今日は9つ行きますよ!」と言う言葉通り、見事なゴルフを展開し有言実行を果たした。この日の新村は9バーディのボギーフリー。

スタートホールとなった10番ホールのバーディを皮切りに15番から3連続バーディを奪い前半をターン。見事だったのは2番パー5。スコア的にはパーだが、実はティショットでOBを打っている。打ち直しからの2オンワンパットの意地のパーをもぎ取った。

これで気持ちを繋いだ新村は5番ホールから4連続バーディを奪い、一気にトップに肉薄。最終9番ホールでエッジからのショットが直接カップインしていれば、首位に並ぶところだったが、これが惜しくも外れて万事休止。結果的にトップには1ストローク足らず、通算9アンダーの2位タイに終わった。

ただ、やり切った感はたっぷりで満足感に溢れていた。

 

新村は来週の『LANDIC CHALLENGE 11』に推薦で出場が決まっていたが、推薦枠をできるだけ使わないために15位以内に入り自力で出場することを目標の一つに設定していた。初日、2日目と振るわず目標達成が危うくなったが、とにかく最後まで諦めない気持ちで攻め続けた結果、試合での自己ベストとなる62をマークした。

「いつも練習環境などを提供してくれている福岡雷山ゴルフ倶楽部さんやお世話になっている関係者の方々に恩返しではないですが、諦めずに最後までプレーしようという気持ちでやることを決めていました。優勝できなかったことは悔しいですが、やり切った感はあります」。


今季好調の気配があった新村だが『関西オープン』の際にエースドライバーが割れるアクシデントがあり、そこからティショットの調子を崩していた。ヘッドを新調しても、すぐに元の感覚が戻るわけではなく違和感を持ち続けていた。ただ、新村の凄いところは、そのヘッドに対しての不満を強めるのではなく、練習量でそれを克服しようとしている点だ。技術的なことを高めて、他の不安要素を凌駕しようというその姿勢が、この日のビッグスコアを生んだのだろう。好調の気配を取り戻しつつある次戦の新村に期待。