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今平周吾のパッティングを見て閃いた!今季開幕戦の中里光之介が1打差2位T

今季初戦となる中里光之介がノーボギーの5アンダー65でラウンド。2日間通算6アンダーで首位と1打差の2位タイにつけた。

この日は決めるべきパットを決めて、凌ぐところでしっかりパットで凌いだパットに尽きる1日となった。

「自分はパットでシードを獲ることができなかったと思っている」と中里。それほどパッティングに苦しまされてきたが、2010年にプロ転向して以来初めて、このオフにパターのグリップ(握り方)を変えた。

「今年の3月くらいに(今平)周吾とプライベートでゴルフをしたんです。いつも練ランなんかは一緒なのに、ロングパットを何気にポーンと打っているのを見て、そう言えば周吾のパッティングってまじまじと見たことがないなと思って。前から全部上手いから、全部整っているんだろうなってくらいでしか見ていなかったから、よくよく見たら、こうやって打っているんだって、ちょっと感じた部分があって。そこからヒントを得た部分があるんだけれど、自分なりに解釈して、自分なりにアレンジしたら、動き方がちょっとやれそうだなという感じになってきたんです」。

 

グリップを変えたのも、自身がやりたい動き方をするためのアクションの一つで、今は試行錯誤した結果、自分なりに見つけたことを確認するために試合に出ていると中里。どれだけ試行錯誤して、いいものだと感じるものでも、試合でできなければ意味がない。今はとにかくそれを試合でやることに意味があると言う。結果、明日の最終日は優勝を狙える好位置でむかえることになったが、勝ちへの無欲さが今季初戦でいきなりの優勝を呼び込むかもしれない。