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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 2024

原敏之がやっとの思いで掴んだツアー初優勝!

何度目の正直かわからない。特にこの2年はABEMAツアーで幾度となく最終日を優勝圏内で戦ってきた原敏之だったが、ようやく優勝の2文字を手に入れた。

単独首位でスタートした原は、スタートホールのティショットを左に引っ掛けてしまい、やや体が硬くなっているふうにも見えた。ただ、2番で早々にバーディを先行させたのは気持ちを落ち着かせる意味で大きかった。

「前半は正直いい流れではなかったんです。5番ホールでなんでもないパットを3パットしてしまって、そこから少し囲いにいくというか、これ以上ミスはできないと硬くなってしまった部分がありました」。

後半に入ってもしっくりこなかった原のプレーがガラッと切り替わるきっかけとなったのが15番ホールを終えてからだ。そこで1打差の2位ということを知り、いい意味で開き直れたと振り返る。

「できれば15番ホールで9アンダーにしたかったんです。攻めて、チャンスだったにも関わらず獲れずで。ただ、そこで開き直るしかない感じになったのも事実です。16番のバーディは大きかったですし、17番もちょっと引っ掛けたんですが上手くパーで凌げました。18番のセカンドも少し無理をしたショットでしたが、上手く手前まで運べて。最後のパットを決めた時は本当にめちゃくちゃ嬉しかったです」。

 

ツアープレーヤー転向は2012年の33歳。実力はありながら、勝ちきれない時間が長く続いたことで、このオフはちょっと違った取り組みを取り入れた。

「この2年は本当に苦しい時間でしたが、それでもようやく自分に必要なことが何なのかがわかってきたような気がしています。これまでは色々なことを試しすぎてた部分がありました。ただ、良くも悪くもそういう経験が今につながっているんだと思っています。何も変えずに、必要なことにフォーカスした。自分がやれることを高めることを大事にして、今はゴルフに取り組んでいます」。

 

今回の優勝は「やっと勝てたという思い」、「ホッとした思い」、そして「レギュラーツアーでも戦えるという思い」など、いろんな思いを感じられる優勝になったに違いない。ABEMAツアーでの2勝目、そしてレギュラーツアーでの優勝に向けて、まだまだ原の戦い始まったばかりだ。