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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2024

何がなんでももぎ取りたい15位以内!増田将光が執念のゴルフで6位タイ浮上

この日の増田将光は1イーグル、3バーディ、1ボギーの4アンダー68。通算6アンダーで首位とは3打差があるものの、優勝を十分狙える位置に順位を上げてきた。

 

昨年はファーストQTでまさかの敗退。今年は出場できる試合がほとんど無い状況で、今回は主催者推薦での出場で今季初戦を迎えた。そのため最低限のノルマは次戦の出場資格を得られる15位タイ以内に入ることだ。

 

今季は出場できる試合が無く、QTに照準を合わせる立場だが、ポジティブに捉えるとこれまで試せてなかったことに取り組めている部分がある。それがマネージメントだ。アドバイスをもらっているのは大先輩の菊池純。叔父である増田伸洋と親交があることもあり、様々な面で助言をもらっている。

菊池から言われたのは「もっと持ち味を活かすゴルフをしろ」ということ。菊池が言う増田の持ち味は飛距離だ。ただ、単に飛ばせという意味ではなく、飛距離を生かした組み立てをしろという意味。例えば今回の江南コースでは、増田の飛距離ではティショットでドライバーを使うと突き抜けてしまうホールが多いが、レイアップするにしても、その飛距離を活かせば、他の選手よりも短いクラブでレイアップできることになる。ティショットでレイアップすることをネガティブに捉えず、そこで自分の持ち味を活かすことを考える。そういう組み立て方で、ここまでは成果を出せている。

 

叔父の伸洋もシニアツアーで海外メジャーに出場するなど、まだまだ上を目指し続けている。そこには負けるわけにはいかないと将光。まず目指すべきは15位以内だが、その先の優勝も見据えたマネージメント力を明日は発揮したい。