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Novil Cup 2024

4年目の覚醒に向けて!呉司聡が上々のスタート

雨が強くなり始めたと同時に呉司聡の猛チャージが始まった。10番スタートで、12番でボギーを叩いた後の14番でこの日最初のバーディを奪うと、そこから圧巻の5連続バーディを奪って流れを掴んだ。

2021年の6月にプロ転向した呉は、日本生まれの日本育ち。作新学院高等学校1年の時に単身渡米し勉学とゴルフに勤しんだ。2021年に帰国してすぐにプロ転向したわけだが、これまでの約3年半で、ツアーで勝つために必要なものがなんとなく明確になってきたと話す。

「去年初めて1年を通してレギュラーとABEMAと両方の試合に出たんですが、1年間のスタッツを見返して、ダメだった部分と良かった部分がはっきりしました。それでオフはトレーニングを主体に行いました」。

呉の持ち味は精度の高いショットとショートゲーム、そしてパッティングだ。スタッツを分析したことで、以下にそれらを活かすシチュエーションに自身のゴルフを持っていけるかが大事だと考えた。

そこで根本的な土台を固めるため、オフはトレーニングを主体に行ってきたという。この日も雨と風と低い気温で、フィジカル的にもメンタル的にも大きく影響を受ける状況だったが、その中でもきっちり自分のゴルフをやり切れたのは、オフのトレーニングの成果と言える。

 

5連続バーディも、無理することなくまずはフェアウェイキープしてからのパーオン。そしてパッティングで勝負という至ってシンプルな思考によって引き出されたものだ。

今季の初戦でまずは上々のスタートを切った呉。今年の目標の一つである優勝の2文字に向けて、明日の2日目も自分のゴルフと向き合うつもりだ。