地元徳島出身で、この春に生光学園高等学校を卒業したアマチュアの濱渕裕生さんが、２イーグル、３バーディ、２ボギーの67をマーク。堂々の首位タイで初日のプレーを終えた。

濱渕さんは４月から大阪学院への進学が決まっており、明日は入学式。ただ、今回の出場が決まっていたため、ABEMAツアーを優先することを決めた。生光学園高等学校は昨年のチャンピオン・杉原大河の出身校でもあり、先輩の背中を追いかけるべく今週の試合に挑んでいる。

「（このスコアは）正直、自分でもびっくりしています。（プロの）試合に弱い自分がいたので、それに勝てたことがよかったです。プロの試合になると弱気になるというか、雰囲気にのまれる感じがあって」。

想定外の好スタートを切れた要因は、強振しないスイングにある。とにかくパーオンすることを考えて、乗せて２パットというゲームプランでJクラシックゴルフクラブを攻略した。言い換えればボギーの数を減らすことを第一に考えたゴルフだ。この日はそれを見事にやり切ることができた。

２つのイーグルは圧巻。プロの試合では初のイーグルとのことだが、それも緻密にコースマネージメントを重視した結果だと言える。

今回の目標はアンダーでプレーして予選を通ることだったが、それも大きく軌道修正する必要がありそうだ。大学に入学早々訪れた大きなチャンスをものにできるかどうか。明日の２日目のプレーにも注目したい。