４アンダー23位タイからスタートした櫻井勝之が、７アンダー65をマークして、通算11アンダーで７位タイに入った。　ホールバイホール Novil Cup 2024

櫻井といえば、2022年頃からドラコン選手として活躍し、2022年の世界選手権日本代表決定戦で優勝している飛ばし屋だ。

今季はABEMAツアーを主戦場として、再びレギュラーツアーで戦うことを目標にしている。

ドラコンの試合では４２１ヤードという記録を持っているが、ツアーではキャリーで３０５ヤードほどに抑えているとのこと。過去に日本アマを制したこともある実力者だが、一時はゴルフを断念したこともあった。それでもゴルフへの思いを断ち切れずに復帰し、選んだのがドラコンの道だったわけだが、この選択が櫻井のゴルフそのものに大きな好影響を及ぼすことになる。

「自分の最大飛距離を伸ばしたことで、半分の振りでも３００ヤードいくんです。飛ぶ人ってアプローチみたいな感覚で３００ヤード飛ぶんですが、大は小を兼ねるではないですが、安定性は高くなりますよね。マン振りをずっとしていたら体力的にもキツいですし、そういう面で最大距離が伸びてコントロールできるようになったのは大きいですね。

アマチュアからプロ転向し、華々しい活躍が期待されていた逸材だった櫻井が、ドラコンという世界を経て再び頂点を目指す。優勝という２文字を意識しながら、今は自分ができるゴルフに徹すると淡々と応える姿が印象的だった。