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PGM Challenge 2024

思い切って振れるコースで逆に慎重に攻めた植木祥多が首位と2打差の3位タイ

植木祥多が1イーグル、5バーディの7アンダー63でラウンド。首位と3打差の3位タイにつけた。

 

先週のフジサンケイクラシック終了時点のリランキングで26位だった植木祥多。ABEMAツアーの賞金ランキングが現在34位ということで、後半戦を出場できるレギュラーツアーに出場するか、ABEMAツアーに専念するかは、今週の成績にかかっている。

「昨日までの日本オープン予選には残れなかったので、その分、自分的にはこの試合に照準を合わせてこられたかなと思っています。とりえず良いスタートを切れたので良かったです。ここに賭けている気持ちが強くて、結果を出して気持ちよく後半戦を戦えればと思っています」。

 

持ち味はドライバーで、マン振りする姿が印象的な植木だが、この日は慎重にコースを攻略した。福岡レイクサイドカントリークラブは比較的広くて、ドライバーでそこそこの距離を確保できれば、セカンドショットの距離はほぼショートアイアンだと言う。ドライバーを飛ばせばアドバンテージが得られるだけに植木向きとも言えるが、そこは慎重に攻めたのこと。

「コース的にはドライバーを持てるホールが多いですし、ワンオンを狙えるところもありますが、そういうホールはOBのリスクもあるので、今週はOBを打ってしまうとそこで終わりかなという感じもするので。今日はあえて刻んで、きっちりコントロールできる残り距離を残すように攻めました」。

 

植木の飛距離だと刻んでも残りは100ヤードくらいだ。そこからどれだけチャンスにつけられるかと緻密に計算した結果、好スタートに繋がった。

明日以降も余計なミスが命取りになると踏んでいる植木。持ち味のドライバーを活かすか、封じるかを冷静に判断しながら、優勝戦線を突き進むつもりだ。