後半14番ホールからのバーディラッシュで、通算9アンダー、３位タイに浮上してきた芹沢大介。
「先週の、（日大時代同期の）米山くんの優勝が、刺激になっています。　きょうは、ショットがよかったですね。だいたい４，５メートルにつけれた。
それに伴って、パットも入りましたしね。17番では、8メートルくらいの長いのも入っちゃいましたから。
今週、火曜日にツアーカー（会場内で、ゴルフツアー機構の事務所として運用しているトラック）に張ってあった部門別ランキングを見て、自信がついたんです。というのも、僕は今季、出場権がなくて、推薦出場で今季これで6試合目、と試合数は少ないんですが、なんと先週までのパーオン率がトップ（72.22％）だったんです。
で、『お、なんだ、オレってよく乗っけれてるんじゃないか。いいアイアンショット、打ててるんじゃないか』って、急に自信が出ちゃった。これまで、ショットは自分としてはあまり悪いとは思えないのに、スコアにつながらないんだな〜と思いこんでた。でも、そのデータを見たら、なんか、『あ、ショットはこのままいけばいいんだ』と思えたんです。
で、あと、ランキングの平均パット数を見ていたら、そっちは111位で、『あ、そうか。乗せられてるんだから、あとは、きっちりチャンスを入れていけばいい。入れごろはずしごろのパットを、たくさん入れていけるようにしよう』と、課題が見つけられたんです。それが大きかったですよね。
データを見たおかげで、いま自分は何がだめなのか、何をすべきなのかがわかった。そしたら、なんだか急に、調子がよくなったって感じなんです。
それがわかったら、今度は、これまで一番、悪かったのは、気持ちの持ち様だったんだって、すごく実感できたんですね。
米山くんのように僕もやりますよ、ガツンと。見ていてください」