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NST新潟オープンゴルフ選手権競技 1999

フィジー出身のディネッシ・チャンドが大躍進

ドライビングディスタンスのナンバー1といえば、いつでも圧倒的な飛距離でチャンドの指定席とされてきたが、このところその座を譲ることが多くなってきた。それと反比例するようにチャンドの予選通過率が飛躍的にアップしたばかりか、ヨネックス広島で15位タイ、アイフルカップで7位タイと上位進出を果たしている。
「ドライビングディスタンスの計測ホールになるとメチャクチャに振り回してスコアを悪くしてたよ。考え方もメチャクチャだった。どうして? と考えるとお腹の脂肪がじゃましてたのね。それで、ダイエットするようにしたんです。94キロから5キロ落として、いまは89キロ。飛距離10ヤードぐらい飛ばなくなったけど、フェアウェイを外さなくなったよ」
3日目はダイエットのおかげでアイアンもキレて、あわやホールインワンかというショットが2度もあり、9バーディ、2ボギーの猛攻で前日の28位タイから3位タイへとジャンプアップ。
「よみうりオープンのドライビングコンテスト(6月19日)で失敗したのをビデオで見て、何が悪かったかを研究したんだ。そしたら体が先に動いているんだ。それはやっぱりお腹の肉のせいって気がついたんだ」
以来、朝と昼の食事を抜き1日1食。肉は絶対に口にしなで、野菜と魚という食生活と、寝る前に50回の腹筋運動を続けている。
「今晩はヤキトリ。うまい店があるんだ。トリは体にいいからね。あしたは最終組になれれば、狙って行きますよ」と白い歯を見せた。