Tournament article
Philip Morris Championship 1999
尾崎直道と細川和彦が、スペインに旅立つ
今大会のフィリップモリス終了時点の賞金ランク3位までの選手には、今週スペインのバルデラマGCで開催されるWGCアメックス選手権(優勝賞金100万ドル=約1 億1000万円)の出場資格が与えれられる。
該当選手は、賞金ランクトップの尾崎直道と、今大会13位に入り同ランク2位の細川和彦、そして今大会4位タイに入り同ランク3位に浮上した伊沢利光に決まった。
だが、うち伊沢は、体調が思わしくないという理由で、出場を断念。
「チャンスですし、直道さんにも『出れるようになったら一緒に行こう』と誘われていたので、出たい気持ちはいっぱいなのですが、いま非常に体調が思わしくありませんので…。無理して行って、日本の秋のビッグトーナメントを、フイにしたくないとも思いました。
海外へは、今年日本でがんばって、出場資格を得てから挑戦しようと決めていましたので、来年以降、またチャンスを取り返したいと思います」(伊沢)
尾崎と細川は、11月1日の月曜日、共に成田11時初のロンドンヒースロー経由・全日空機で、日本を発つ予定だ。
尾崎は、「こんな大きな大会には、本当は若い子に行ってほしいんだけどね…本当はのんびりと、アコムインターナショナルに出たいんだけど…」と、弱気な発言。
しかし、アメックス選手権は優勝賞金100万ドル=約1億1000万円のビッグトーナメント。しかも、予選落ちはなく、獲得賞金は、日本ツアーの賞金ランキングに加算されるだけに、胸に期するものは大きいだろう。
細川和彦 一方の細川は、空路が、ロンドンのヒースロー空港経由と聞いて、ちょっぴり不安顔。というのも、7月の全英オープン遠征の際、クラブを盗まれたのも、かの空港だった。
「豊富は、飛行機が落ちないことと、クラブを盗まれないこと(笑)。
なんて冗談だけど、予選落ちがない大会ですし、賞金も大きい。直道さんより上(の順位)に行けるように、がんばってきます。ガンガン行くよ」と気を取りなおしていた。
2人の活躍に期待したい。