Tournament article
つるやオープン 1999
首位の尾崎直道
「風もないし、グリーンコンディションも非常にいいからかな」インスタートの11番ショート。
ティショットを左に引っ掛けてバンカーに入れ寄らず入らずの、ボギーとしたものの、続く12番ではピンそば4メートルにつけてすかさず獲り返した。
その後は、「ピンにまっすぐ行ったショットが多かった」とバツグンの安定感で、ピン5メートル内に絡めて、叩き出したバーディはなんと9個(ボギーは2個)。
「俺にしては、珍しくバーディがいっぱい出たね。
いきなりの好スタートで自分でも気を良くしているよ」と、大満足の1日を過ごした。
気候が安定したフロリダ、カリフォルニアと転戦する米ツアーでは、「ワンパターンのショットをしていればいい」という。
だが、春先の日本は気候的に強風が吹いたり、芝が生え揃っていなかったりで、ショットにバリエーションが必要だ。
「アドレスで、ボールを右寄りに置いて低い球を出すとか、抑え気味の球を打たなくちゃいけない。
それで、自分のリズムを壊さないようにしないといけない」と用心深く語った直道。
「米ツアーでの自分のプレーを忘れず、日本のファンの前で、いいプレーをしたい」と意欲を燃やしていた。