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PGAフィランスロピー 2000
「アウト、悪かったから消えうせちゃった」
加瀬が16番、「ピンまでは178ヤード」のパー3にやってきたころは、風は無風状態。 7番アイアンで打った球は、ピンをデットにとらえ、ほとんどバウンドせずにカップインした。
「俺、目が悪くてさ〜。入った瞬間が見えなかったんだよ〜。だからあんまり感激がなかったね(笑)」
くしくも、プロアマトーナメントでラウンドしたのは、ホールインワン賞提供の『サンキョー』の毒島秀行・社長とラウンド。「そのとき、『ぜひ、入れてよ加瀬さん』って言ってくださってたんですけど、『まさかそんな簡単に入りませんよ』って答えたばかりだったんです」。社長の激励が効いたのか、賞金200万円を手にしてニッコリだ。
もっともこの日は、けっしてショットの調子がいいとは言えず、後半の7番パー3では「シャンクしてダボにしてるくらいだもん。アウト、悪かったから(イーグルが)消えうせちゃった」と、2アンダー、33位タイのスコアには不満がいっぱいといったふうだった。