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久光製薬KBCオーガスタ 2000

◆ 杉本周作

「明日はできるだけ、伊沢さんを苦しめたい」
伊沢と5打差でスタートした杉本周作は、13番でチップインイーグルも奪って伊沢を捕らえた。

 伊沢と5打差の通算7アンダー2位タイでスタートした杉本周作は、2番でセカンドを右林に打ちこんでダボを叩いたが、次の3番で2.5メートルのパーパットを沈めたことで「気持ちを切り替えることができたかな」。
 4番からは3連続バーディを奪って伊沢を猛追する。
 13番では残り65ヤードの3打目をチップインイーグル。そして、17番ではピン下7メートルを沈めると通算13アンダー。この日、伸び悩みの伊沢をガッチリと捕らえた。
 「2番のダブルボギーは結果的には気持ちをうまく切り替えられた…非常に苦しかったですねえ…。このままズルズル行くんやろうな…って思いましたよ。でも、3番のパーパットが大きかったです。その次の3連続につながりましたからね。14番でも7メートルくらいのパーパットを入れているし、今日はパターに助けられました。
 ショットは、ティショットはドライバーに限って良くないですね。アイアンはロングはダメだけど、6番アイアンからサンドウェッジまでは3日間、けっこううまくいっている。だから明日も、ティショットがフェアウェーに行ってくれれば、グリーンでバーディチャンスにつけられるでしょう。
 伊沢さんは…まともに当たったら、敵わない。ドライバーは飛んで曲がらないし、アイアンはピンに向かっていくし、後はパター次第でスコアを作るという印象です。
 今日はショットの調子が悪かったみたいですけど…僕のために、あまり集中しないようにしてくれたんじゃないかな(笑)。
 勝ちたいけど…相手が相手だし、明日の最終日はナシにして、2人とも優勝にしてくれませんかねえ…(笑)。
 明日も、今日のようなアイアンとパットが出来ないとだめでしょう。昨日、今日は非常にいいショートゲームが出来たけど、明日も続けられるか自信はない。でも、できるだけ伊沢さんを苦しめていきたいとは思っています」

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