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久光製薬KBCオーガスタ 2000

宮本勝昌は今週から新ブランドのウェアで心機一

「“ヤング向け”のお洒落なブランドです、みなさんも注目してくださいね」

 ツアーがオフだった8月の2週間は、慕っている先輩の芹澤信雄と、仲間の藤田寛之と函館で合宿を組んだ。
 午前中はランニングと、ティバッティング(トスしてもらったボールをバットで打つ)。午後からはラウンド。「これがよかった。久しぶりに芹澤さんに誉められたくらい。僕はもともと、ダウンスイングのときに右肩が前に出てしまうんですけど、それが水平にまわせるようにもなりましたしね。絶好調ですよ」
 16番で3パットしてこの日の初ボギーを叩いてからは「痺れてしまった」というが、それまではパットも完璧。3番パー3で15メートルのバーディパットを読みきって沈めるなど、7バーディをマークして通算9アンダー、4位タイに浮上した。
 首位と4打差で迎える最終日。「今週の“本命馬”・伊沢さんの後ろからチャンスをうかがって、最後にさそうと思っている(笑)」と宮本。

 今週はほかに、発奮材料があった。契約先のブリヂストンが若手向けに、『NADY』という新しいウェアを作った。その新ブランドの顔として選ばれたのが、宮本だった。
 今週は、新しいウェアを着こんでの初お披露目ラウンド。この日は、燃えるような赤のポロシャツで登場だ。
 「一般の方々への発売は来年を予定しているらしいですけど、僕が着ることでブランドの注目度があがるといいな。この順位だと明日もテレビに映りそうだし、いっぱい宣伝したい」最終日は、そのウェアにも注目だ。

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