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全日空オープン 2000
札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース-1
『札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース』
日本を代表する名設計家・井上誠一氏が北海道ではじめて手がけたコース。昭和33年の開場。各ホールを取り囲む樹木と、自然にできたゆるやかな起伏が戦略のカギとなる。各ホールごとの攻略ポイントがはっきりしており、そこをはずすと攻めづらい。グリーンは受けているホールが多く、ピン位置によってはかなりやっかいだ。
★ 1番 PAR4 411ヤード 昨年大会のホール別難易度=11位
やや左ドッグレッグ。250ヤード付近にバンカーが待ちうけており、フォロー風のときはこのバンカー超えが難しい。多少、距離が残っても花道狙いでいくほうがベストルート。グリーンはかなり受けていて、奥からのパットは難しい。
★ 2番 PAR4 435ヤード 難易度=5位
フェアウェー左の池の奥から大木が張り出し、池超えの場合、この木がネックとなるため、たいていどの選手もフェアウェー右にある木の、やや左狙いで攻めてくる。セカンドは左サイドからフェード球でピン手前につけるとベスト。ただし、ピン位置が右なら右に、左なら左に乗せてこなければ、寄りにくい。
★ 3番 PAR3 160ヤード 難易度=15位
風がフォローでピン位置が左なら、飛距離がある選手で9番アイアン。アゲンスト風なら5か6番アイアン。風の影響を受けやすいホールだから、風を読みきれないと大ケガをする。
★ 4番 PAR4 380ヤード 難易度=2位
輪厚の名物ホール。左右に松林が生い茂り、「松の廊下」と呼ばれ親しまれている。ティショットの落下地点付近は右に傾斜し、その幅は20メートルと狭くなっている。左に立つ2本の木のあたりからフェード球を打ってくるといい。逆に左林に入れると脱出は困難、注意が必要だ。狙いどおりに落せれば、第2打は7番アイアン以下のクラブで打っていけるが、グリーンは手前から順目になっているので、距離感が合わないと止まりにくい。
★ 5番 PAR5 520ヤード 難易度=16位
右にドッグレッグしたやや打ち下ろしのホール。フォロー風なら、ちょうどドッグレッグした250ヤード地点にある右の池が超せる。ただし、グリーン左のバンカー横に大きな木が立っているため、注意が必要。
★ 6番 PAR4 440ヤード 難易度=6位
第1打落下地点が右に傾斜しているので、ラフに流されないよう狙いどころを定めたい。フォロー風なら、うまくポイントに落していけばショートアイアンでグリーンをねらっていけるが、アゲンストならミドルアイアンを握らなければパーオンは厳しい。要注意はグリーン左側に迫るOBゾーン。右に傾斜している大きなグリーンは、左側から乗せていきたいところ。ピン位置が右のときは、右手前のバンカーがやっかいとなる。
★ 7番 PAR4 430ヤード 難易度=12位
フォロー風なら、ショートカットしてグリーンをねらえる右のドッグレッグホール。フェアウェー、グリーン回りにバンカーが群集しているので、要注意。アゲンストのときは、右をねらってフェアウェーをキープしたほうが無難だ。グリーンは奥が下っているので手前から攻めたい。
★ 8番 PAR3 230ヤード 難易度=1位
距離のたっぷりあるショートホールで、アゲンストのときは多くの選手がウッドを握る。右サイドから攻めて、左に戻してくるのがベストルート。パーを拾うことさえきつい、といわれる作年の難易度1位のホール。
★ 9番 PAR5 541ヤード 難易度=17位
イーグル狙いも可能なホール。右から風が吹いていれば、右サイドに立っている木をフックボールでねらっていけばベストポジションにつけられる。グリーンは止まりにくく、左に流れていきやすいが、バーディは確実に決めておきたい。