Tournament article
全日空オープン 2000
3打差、3位で追いかける尾崎直道
12、13、14番で、それぞれ1.5メートル、1メートル、1メートルのバーディチャンスをはずし、「もったにないことをしました。次から、それがひっかかってしまった。もう、諦めようと思いました」と直道。
だが、16番で「救いの手」が伸びる。
5番アイアンで1ピン距離を決めると、17番でも奥1ピンのチャンス。これをしっかり沈めて、連続バーディ。通算5アンダー、単独3位は首位の佐藤と3打差だ。
「少しでも、チャンスができたという感じ」と相性のいい大会で、直道が優勝に向け、やる気だ。
「今日はアイアンはまだいいんだけど、ドライバーがね。昨日まで、下がウェットだったね、上がりやすいクラブにしていたから、今日は大変でした。
特に影響を受けたのが、1番と10番。
横風はいいんだけど、まともなアゲンスト風は厳しかったよ。
それにしても、今日はパットで疲れた。明日の勝負は、パッティングになるでしょうね。あまり追い詰めないようにしないと…。僕は、パットのとき『これをはずすと追いつけない』とか、自分で勝手に思ってアドレスするから、それじゃしょうがない。すっとアドレスできないんだね。嫌な性格だよ、まったく…。
佐藤ちゃんは、つかみどころのないゴルフをするよね。ポーカーフェースで、さ。それに対抗して、明日はサングラスしてプレーしようと思ったけど、明日は曇りでしょ?ダメじゃん…(笑)。
とりあえず、前半のうちに良い展開にしておきたいよね。
もちろん、カッコ良く、好きな北海道で優勝、という青写真を描いているけど…佐藤君が今、いちばん日本で強いわけでしょう。
佐藤君はもうお腹一杯のはずですから、今回はハングリーな僕に少し分けてくれませんかね」