Tournament article
住友VISA太平洋マスターズ 2000
▼ PLAYER'S VOICE「僕も年を取ったもんです」
伊豆に住む、父・勝雄さんが応援に駆けつけた宮本勝昌は7バーディ、1ボギーでトータル6アンダーで首位発進。
「ショットもパットもいい感じです。今週は父親が見に来てくれています。父親がいない方がいいんじゃないかな…。目の前で見せてやりたいと思いますからね。
グリーンが硬くて速いから手前につけるように心がけています。このまま晴れると硬くなって、さらに難しくなるでしょうね。
パッティングはブリヂストンぐらいから、狙ったところに打てるようになってきました。速いグリーンなので、意識して狙ったラインに向けて、フォロースルーをしっかり取るようにしたら今日は良く入ってくれましたね。僕は悪くなってくると、バックスイングが大きくなる変わりにフォロースルーが小さくなってしまう傾向があるんです。
ブリヂストンオープンのときにも芹澤さんに、『パットのときボールが弾んでいる。もっとスムーズに打てるように、フォロースルーをきちんと取りなさい』って注意されて…。それ以来、かなり狙いどおりに打てるようになってきました。師匠のひとことに助けられましたね。
ショットのほうは、相変わらずプレー中の素振りの回数が多いけど、後半はかなりボールが芯に当たるようになってきました。それでたくさんバーディチャンスにつけられた。こういうゴルフはなかなかできなくて、今日は4、5ホールくらいチャンスにつけばいいだろうって思っていたけど、なんかできすぎですね。
今年はコースの距離が伸びたそうですね。ティショットでプレッシャーがかかるし、次に打つショットの組みたても考えなくちゃいけない、手ごわいコースです。
この大会は大学1、4年のときに出て、ツアープレーヤーになってからは推薦で出たことはありますが、実力で出たのは実ははじめて。そういえば、大学4年生のときは、(師匠の)芹澤さんとまわったんだ!! あれからもう6年以上か…俺も年を取ったもんです(笑)。
せっかく、久々にいい位置につけたんだから、優勝したいな。
これに勝つと、(日大時代同期の横尾)要の勝利数に追い尽くし、今週はぜひ優勝争いがしたいな」