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ファンケルオープンin沖縄 2000

▼ めざせ!!シード権「今週2位になってQTに行けたらいいな…」

“生活権”をかけ、懸命に戦う西沢彰夫が好発進

 今季21戦に出場して、予選通過が9試合。ベストフィニッシュは6月のフィランスロピーの13位タイ。現在、賞金ランキング125位の西沢章夫が、「下りの難しいパット」を次々と決めて5アンダー、3位タイでフィニッシュした。
 西沢は2001年のツアー出場順位を決めるファイナルクォリファイングトーナメント(QT)へ進む前段階であるサードQTで失敗し、来シーズンの試合出場が絶望的になっている。唯一の可能性は、賞金シード70番目の次位から10人が、ファイナルQTに進出できるという規定の適用。そのためにはこの沖縄で2位以上に入賞し、一気に50人抜き、ぐらいの離れ業を演じなければならない。プレッシャーの中、西沢は残り3日をどう戦うか―。

 「18番は風の計算ミスでボギーにしましたが、ラッキーなパットが入って、1日いい気分でした。
 月、火と練習ラウンドをして、グリーンを外したらダボを覚悟しなければ、と思っていました。難しい芝なのでアプローチをどうしようか、ということばかり考えていたんです。
 平均パット数のランクも下から探した方が早いくらいヘタなんですが、今日はボールに触るだけ、みたいな下りの難しいパットがことごとく入って、練習ではダボにならなければいいな、と思っていた、4番、6番、7番なんかでバーディが取れて、なんだか6打も儲かっちゃった気分です。
 予選会に失敗しているので、2位以内に入って、来週、宮崎(QT開催地)に行ければいいな、なんて落ちた連中と冗談で話していたんですけれどね…」