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アジアパシフィックオープンゴルフ選手権競技キリンオープン 2000

「野球はチームプレーで、“ドンマイ”ってやれるからいいけれど、ひとりぼっちでやるゴルフもいいな、って思ったの」

3日目終了後、ツアープレーヤーによるジュニアレッスン会が行われた。生徒は、日本ゴルフ協会会員の元気なチビッコたち。めいめい、1メートル足らずのクラブを手に、“先生”にレッスンを受ける表情は真剣そのものだ。
中でも地元小学校2年生の柘植野徹(つげのとおる)君(=写真右)は、たくさんのギャラリーが見守る中、まだ小さな体で選手顔負けのスーパーショットを連発。1 打、打つごとに大歓声をあびていた。担当した伊沢利光も、「徹君には教えること、なんもないよ…」と目がまんまる。
 徹君がはじめてクラブを握ったのは、2歳のとき。「野球はチームプレーで、みんなで“ドンマイ”ってやれるのがいいけれど、ひとりぼっちでやるゴルフもいいなって思って始めたの。そしたらいつのまにか、もう7歳になっちゃった。
 好きな選手はジャンボさん。今日は伊沢さんに教えてもらってすごく嬉しかったけど、ジャンボさんにも教えてもらえたら、もっと嬉しかったんだけど」と徹くん。
 レッスン会は、格5人ずつの3班に分かれ、ショット部門の講師には小達敏昭、伊沢利光、横尾要、横田真一、桧垣繁正が。パット部門は、真板潔と室田潔が。アプローチ部門んは鈴木亨、宮瀬博文がそれぞれつき、チビッコたちは充実した時間を過ごした。