Tournament article

JCBクラシック仙台 2001

▼ コースコンディション&大会みどころ 「今週は、大接戦が見られそう!」

大木徹・競技運営ディレクター

 今年の表蔵王国際ゴルフクラブは、フェアウェー、ラフとも非常に芝つきがよく、グリーンの目数も揃っていて、コース全体的にまずまずの状態です。
 特にグリーンの仕上がりが良く、硬くしまった適度なスピードに仕上がっています。具体的な数値は、コンパクション(グリーンの硬さ)が14〜15、スティンプメーター(グリーンの速さ)は10フィート以上。硬さ、速さのマッチングが非常にいい状態といえるでしょう。

 刈高15ミリのフェアウェーから、距離感をきっちりと合わせて打てれば、ボールは止まりやすい。
 今週は、ドライバーで思いきって攻め、果敢にグリーンを狙うというような、非常にアグレッシブなプレーが期待できるのではないでしょうか。
 といって、大量アンダーが出てしまう、というコースでもないので、たったひとりが大きく抜け出すという展開もありえないでしょう。
 今週は攻撃的なゴルフ、かつ、選手たちの大接戦が繰り広げられそう。見ていて面白い展開がのぞめると思います。

 コースのキーポイントとしては、やはりあがりの3ホール。まずは難易度1位の16番パー4(470ヤード)。
 ここで4日間、トータルでアンダーパーをマークできる選手に、チャンスが大きいでしょう。
 続く、距離のない17番パー3(133ヤード)は、一見、バーディが取りやすいホールという印象がありますが、見た目よりも手ごわいくせものです。
 この2ホールでの大逆転もありえますから、ラスト18番パー4まで戦局はもつれあい、先週に引き続き、最終日はプレーオフの可能性も・・・・。
 杜の都・仙台での激戦。コースも、今、緑が真っ盛りで、爽やかな薫風が吹き抜けます。すがすがしい空気の中、ぜひ、選手たちのスーパーショットに、大きな拍手と声援を送ってやってください」