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ダイドードリンコ静岡オープン 2001

「優勝よりも、腰を治したかった」

溝口英二、腰痛との戦いの日々

 溝口の、腰痛との戦いの日々は、もう6年以上にもなる。
 初優勝したアサヒビールゴルフダイジェストトーナメントの翌95年に患ったギックリ腰がそもそもの原因だった。
 特に湿気に弱く、昨年のアイフルカップ最終日は、首位に立ちながら、途中から痛みでクラブが振れなくなり、2位に甘んじている。
 「無理して、ゴルフさえできなくなることが怖い」と、最近は、慎重に慎重を重ね、雨模様の日が多かった今週は、スタート前の打ちこみ練習を10球前後にとどめ、パッティング時は、「かがむ姿勢がよくないから」と、逆方向からラインを読むことを避け、見た目でサっと打つよう心がけていた。
 前日3日目も、「優勝より、先に腰を治したい」と言うほど悩みは深刻で、優勝インタビューでも、「痛みさえなければ、ずっと、勝つ自信はあった。思うようにならない体に、苛立ちの日々だった」と、打ち明けている。
 現在は、「ちょっと特殊な治療法で、3年後の完治を目指している」そうで、今後も持病との戦いは続く。

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