Tournament article
久光製薬KBCオーガスタ 2001
▼ 初日、トピックス 「自分でも、信じられなかったね」
ラスト18番、568ヤードのパー5で第2打を打った林は、そのまましばらく、呆然と立ちつくしてしまった。
「だって、自分でも、信じられないショットを打ってしまったからねえ…」ホールアウトしても林は、しばらく興奮さめやらずだ。
林の18番ホールの第2打を再現すると、ピンまで残り260ヤードからバフィーで放ったショットは、みごと2オン。
そのあとボールは、傾斜を使って2段グリーンの下段、エッジから13ヤードに切られたカップに向かって転がりつづけ、手前5センチもないところで、ピタリと止まった。
あともうひと転がりすれば、アルバトロスという、ミラクルショットだった。
「入ったと思って、思わずその場で固まっちゃったんだよ」
タップインでミラクルショットを沈めると、おどけたしぐさを取って大喝采を浴びた。
7月のアイフルカップで、日本ツアー初優勝を挙げたばかり。
「ドライバーは、ちょっと、フェードがかかりすぎるとことがあって、気に入らない部分もあるけど、アイアンショット、パットともにいい感じが続いている」と好調ぶりは、続いている。
勢いに乗って、次の2勝目に期待がかかるが、「それはどうかなあ? ゴルフは何があるかわからないって、みなさんも知っているでしょう?」とはぐらかしたが…。