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日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯 2001

勝因は「常に安定したショットが打てた結果」

 訓練の成果を示すのに、9年を要した。
 高い球、低い球、ドローボール、フェードボール・・・。練習場では、自在に操れるのに、コースに出ると考えすぎて出来ない。
 リラックスしたときのショットと、プレッシャーがかかったときのウィルソンのショットには、微妙なずれがあった。
 自分でも気がついていたが、試合になると知らず知らずに意識してしまい、なかなかコントロールがきかなかった。
 その欠点が徐々に改善されていったのは、2年前についたコーチ、マイク・ウィルソン氏のおかげだという。

 「ショットの悩みに取り組めるのは、練習場だけなんだ。コースに出たらプレーに専念し、悩みは練習場で解消する・・・。そんなことに、9年もかかったんだよね」

 今週の勝因について、「常に安定したショットが打てた結果」と話した。