Tournament article
Phlip Morris K.K Championship 2001
▼ 2日目、トピックス「これで救われた」
「今年は、1メートルもない、短いパットがほんとうに、まったく入らなくなってしまって・・・」と金。
日本ツアーで過去3勝。97年には、アジアのツアーで総合優勝まで果たした実力者が、今季、どん底の苦しみを味わっている。
試合に出ても、ギリギリの予選通過で底辺をさまようか、予選落ちの繰り返し。
「あまりにもひどかった時期は、もう試合にでることもやめてしまい、故郷の韓国で、ずっとパットの練習だけをしていたほどなんです」と、打ち明ける。
それが今週、V争いに名を連ねるまでに回復してきたのは、9月から握った中尺パターのおかげだ。
先週土曜日。練習で訪れた兵庫県の廣野GCで6バーディ、ノーボギーのラウンド。
ともに回った星野英正らにも、「金さん、そのパットがいいんだよ」と太鼓判を押され、俄然、自信を取り戻した。
「もう、3パットする気はしない。これで救われましたね」とニッコリ。
これまた9月から使っているというニュードライバー、『ホンマ ツインマークス355』で、飛距離も10ヤードアップして、4番、18番は予選ラウンド2日連続の1日2イーグルをマーク。
「いやあ、嬉しいね。ドライバーのおかげで、18番のパー5はパー4のつもりでやれるし、中尺のおかげで気持ちもOKになったから、パットも決まる。残り2日、頑張れそうです」
もともと、安定したゴルフが持ち味なだけに、手ごわい存在となりそうだ。