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ダンロップフェニックス 2001

「今日は4ストローク、捨てたようなもの」(首位のデービッド・デュバル)

 この日のスタートホールは、詰め掛けた観衆が『ハッピーバースディ』の大合唱。
 ギャラリーからの“30歳のプレゼント”に「ほんとうに感謝しています」と優しい笑顔で、手を振ったデュバル。
 気持ちよくスタートしていった1番で、2メートルにつけてバーディ。3番から、3連続バーディを奪い、一挙にスコアを伸ばして下位を圧倒した。
 だが、インコース。難易度18番目の一番易しい7番パー5で、2.5メートルのパーパットをはずしてボギー。さらに、ワンオン可能の13番パー4でも、7メートルのバーディチャンスを3パットでボギーとし、これには憮然。
 「チャンスホールで2つも・・・。今日は4ストローク、捨てたようなもの」
 この日2日目は67でまわり、2位と2打差で首位キープにも、世界ランク3位のプライドは、満足しなかった。
 「前半のようすだと、50台もいけるかも」と期待を寄せていただけに、「あの2ホールだけじゃない。他にも惜しいパットがたくさんあって・・・。それがすべて入っていたら、もっと良いスコアで回れていたはず」と、取りこぼしを悔やんでいた。