Tournament article
カシオワールドオープン 2001
▼ 大会2日目、トピックス「簡単に、65」
前日初日は、3パットしたホールが、実は、5つもあった。
それでこの日2日目は、「自分が一番、信用しているパターに戻した」ところ、「65を出すことは簡単だったね」とガルシアは、サラリと言ってのけた。
「もちろん、今日、パットが入ったのは、ショットでピンにつけられたってこともあるんだけどさ(笑)」
通算10アンダー、2位タイ。米ツアー賞金ランク6位の真価を発揮して、V争いに食い込んできたものの、まだまだ、不満顔だ。
「チャンスはほかにもあった。もしかしたら、あと4つは伸ばせたかもしれないんだ・・・」
前半のアウトコースで、1.5メートルのパットを、5回もミスしたことが、よほど悔しかったようだ。
それでも、後半のインコースでは、パッティングのアドレスのとき、両肘を体に近づけることで、すぐにフィーリングを取り戻した。
2年前のダンロップフェニックスでは、プレーオフの末、デンマークのトーマス・ビヨンに敗れて、2位に甘んじた過去がある。
2年ぶりの今回の来日は、そのリベンジ。「あのときよりも、僕はレベルアップしている。なんといっても、ボールの扱いが、うまくなっているからね」
成長を遂げたガルシアは、欧州ツアー3勝、米ツアー2勝の経歴に、日本ツアーでの初Vを加えるつもりでいる。