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つるやオープン 2001

「今は許せる自分がいる」

加瀬秀樹が首位に立った。
 96年の日経カップに勝って以来、目立った成績がないことについて、「気持ちの問題だった」と加瀬。
 「“待つこと”ができなかったんです。たとえばチャンスホールで、“取りたい取りたい”と思いすぎて、冷静な判断ができず、5メートル寄せればヨシとするところを、1メートルじゃなくちゃだめだ、とか・・・。自分で自分を、追い詰めていたんですね」

 昨年はシーズン終盤、土壇場に好成績をあげてシードを決めた。そのときの苦しみを糧に、「今はパーを基準にゴルフをしよう、と決めている。結局は、自分を許せる自分がいるかいないかなんです」と良い意味の開き直りが、この日の好発進につながった。
 なお、初日首位には加瀬を含めて5人の顔ぶれ。大井出哲と、いずれも豪州出身のS.レイコック、S.コンランのほか、8年ぶりの優勝を狙う藤木三郎が並んだ。

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